1.システム
- システム:相互に作用する要素の複合体
システムの定義はいろいろあり得るのですが、このサイトでは上のように一番広い意味の定義を用います。さらにアロポイエーシス・システムとオートポイエーシス・システムの区別、第一世代から第三世代までのシステム区分のように、ある観点からいくつかのシステムに分類することができます。
1.1 アロポイエーシス・システム
人間に作られた機械のようなもののことです。機械は入力に対して決められた出力をするように設計されているので、当然入力と出力を持ちます。一般に「システム」の言葉で連想するのは、こちらの方でしょう。オートポイエーシス・システム以外はこちらに分類されます。
1.2 オートポイエーシス・システム
- オートポイエーシス・システム:産出物による作動基礎付け関係によって連鎖する、産出プロセスのネットワーク状連鎖の自己完結的な閉域
この定義があてはまるものはすべて、オートポイエーシス・システムに分類できます。生命システム、意識システム、社会システムのように大別することができます。より詳しい定義については「オートポイエーシス・システムの定義」のページをご覧ください。
1.3 第一、第二、第三世代システム
考案された順に、次のように分類されています。
- 第一世代システム:動的平衡(ホメオスタシス、フィードバック制御)
- 第二世代システム:動的非平衡(カオス系、非線形科学)
- 第三世代システム:オートポイエーシス・システム
上の三つとも、人間の作った機械など(アロポイエーシス・システム)とは異なる機構、例えば生命現象などを説明するために考え出された概念です。この三つの区分は河本英夫による区分で、ルーマンを参照している人(大澤真幸など)は、オートポイエーシス・システムを第二世代システムと呼ぶことがあります。
2.参照文献
- 参照文献:山下和也『オートポイエーシス論入門』(ミネルヴァ書房)
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