近代形而上学のイデア的認識

ロックやヒュームに飛ぶ前に、デカルト前後の近代形而上学をもう少しみてみましょう。近代の知覚や認識の議論には形而上学的な基盤があるはずで、主目的である認知に関する議論に関して見通しをよくしてくれるはずです。このページではス […]

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基体としての人間理性

デカルトにおいて真に存在するのは人間理性なので、自然を量的な対象とみなす量的自然観と、身体と完全に区別される精神がなぜ身体と結びついて現れるのかという心身相関の問題が浮かび上がってきます。これら二つの事項は密接に関連して […]

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デカルトのコギト

デカルトで最も有名なのは「我思う、ゆえに我あり」(コギト・エルゴ・スム Cogito ergo sum)でしょう。この台詞を知っててその意味を知らない人もたくさんいると思います。この文はそれほど難しいことを言っているわけ […]

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機械論的自然観

近代の哲学はやはりデカルトを出発点とすべきと思うのですが、まずはデカルトの思想に続いていくその背景を見てみることにしましょう。デカルトは幾何学と代数学を結びつけた解析幾何学を体系化しており、現代の自然科学の基盤を提供して […]

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近代の哲学を読むにあたって

1.哲学入門の主な対象者 このサイトの哲学入門は私の備忘録という目的もあるんですが、それとは別に、理工系の人間を対象とした哲学入門を書くという、もう一つの主目的があります。なぜ私が哲学を読み始めたかと言うと、知覚や認識を […]

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