言語獲得(心理学分野)ページの全体構成(工事中) - 趣味で学問

言語獲得(心理学分野)ページの全体構成(工事中)

これから発達心理学(言語)を中心に、子どもの言語獲得の仕組みがどのように考えられているか紹介していくことにします。主に参照するのは『新・子どもたちの言語獲得』(小林晴美、佐々木正人編著)ですが、私が全面的にこの本に賛成しているわけではないです。批判とまではいかないですが、疑問点を交えながらの紹介になると思います。その点において指標にしたいのがメルロ=ポンティの考え方です。主に講義録の「幼児の対人関係」から引用する予定で、場合によっては木田元の著書も参照するかもしれません。

このページは全体を見通すための目次的な役割をもたせようと思っているので、後に修正することを前提に作成してます。

全体構成(現在は作成予定)

作成予定ページを箇条書きで示します。

  1. これまでの心理学分野における言語獲得理論
  2. 音声や語彙の獲得に関係していることや利用されているものは何か
  3. 文法の獲得の過程
  4. 言語獲得の状況と認知発達との関係(通常の言語獲得過程と異なる場合から考察)
  5. 幼児の言語の習得と家族的環境とのつながり(メルロ=ポンティ「幼児の対人関係」より)
  6. 幼児の獲得した言葉が本当に象徴的作用によるものかどうか(メルロ=ポンティの癒合的社会性を元にした考察)
  7. 1から6までの議論をその他の分野(現象学、言語学、精神分析等)を参照して考え直す

上記1から4までが『新・子どもたちの言語』を参照にした議論です。そのうち1における言語獲得理論では、心理学で参照にされてきたのがチョムスキーの理論であったりすることから、自然言語処理分野出身の自分でも詳しく書けます。工学(言語処理)ではどのように考えられているかも紹介できると思います。

2から4までが実験結果をもとにした考察であり、元の著書では多数の実験結果が示されているのですが、紹介する実験は必要と思われるごく少数に絞ります。実験の紹介においては、執筆者の解釈に対する自分の不満も示す予定です。

上記5と6はメルロ=ポンティ「幼児の対人関係」(『眼と精神』所収)を参照にした議論です。7では、多分野を総合して自分なりの考え方を示すということなので、ページ作成はだいぶ後になると思います。

従来の心理学における言語獲得理論 >>

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むつきさっち

物理と数学が苦手な工学博士。 機械翻訳で博士を取ったので一応人工知能研究者。研究過程で蒐集した知識をまとめていきます。紹介するのはたぶんほとんど文系分野。 でも物理と数学も入門を書く予定。いつの日か。

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