生成する自然(後期シェリング)

ヘーゲルの死後、近代形而上学への批判が高まる時代が到来します。ヘーゲルにしてもヘーゲルの近代形而上学を批判する思想にしても、彼らの生きた時代背景と無関係ではなかったようです。木田元によると、後期シェリングからマルクス、ニ […]

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同一性と差異

ヘーゲルには、近代形而上学の完成者という側面とは相容れない一面があるようです。一般的なヘーゲル像とは異なる側面を、熊野純彦の記述を引用させてもらって、ちょっとだけ紹介しようと思います。 1.ヘーゲルにおける同一性と差異 […]

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近代形而上学の完成

シェリングやヘーゲルに代表される哲学が「ドイツ観念論」と呼ばれています。ドイツ観念論はかなり難解な思弁で織り上げられているのですが、このページでは古代ギリシア時代から続く形而上学の完成という視点で、ヘーゲルに焦点をあてて […]

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自己を認識する自己

カントの認識論に対し、それまでの知覚と認識の議論を整合的に体系化するという方向性で発展させていく、という道もあったはずです。しかし後世にドイツ観念論と呼ばれるカントの後継者たちは、対象の認識ではなく対象の認識をする自己を […]

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人間理性の限界

デカルトからヒュームまでの近代哲学をまとめて、ひとまずその終着点を与えたのがカントです。デカルトからイギリス経験論までの流れを、カントがどのように引き受けたかを見てみるのが、彼の思想を知るための足掛かりになってくれるでし […]

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